3日目後編。
犬島からまた直島にもどってくる。帰りの船はぐうぐうねむってしまった。
直島に着いてから、さぬきうどんだ〜と山本うどんにゆく。おなかが減ってたので、写真を撮る間も無くぺろりと頂きました。釜玉うどんに、当然のように味の素の小瓶が添えられて出てくるのが面白かった。


そして、今度はバスでベネッセハウスへ。






頑張って予約したんだよー。泊まりたかったんだ…!!!Parkの部屋だったのですが、スタッフの人も感じよく、部屋もとても居心地が良い素晴らしい部屋でした。早速フロントでケーブルを借りてipodをスピーカーに繋げたりとくつろぐ準備万端だったのですが、とにかくまた見るものが沢山あるのだった。すぐに散歩に出かける。



まずは黄色いかぼちゃ!



どーん!
港でのほほんとしている赤かぼちゃに比べて険しい場所にある黄かぼちゃ。なんだか孤高でした(波が高かったり、塩が満ちると近づけないのだよ)。


そしてぐるりと点在する作品を見学。デ・マリアの「見えて/見えず 知って/知れず」にぐっとくる。大竹氏のシップ・ヤード・ワークスも屋外にあるとまた違った感じ。力強い。屋外作品は、どれも大きくて存在感があって面白かった。


そしてまたホテルに戻り、ぐだぐだに疲れていたので仮眠。日が暮れてからベネッセミュージアムに向かう。
ここは、21時まで開館しているので、遅くに来ると人が少なくて面白い。
そしてホテルなので、客室もあるのだった。
がらんとしたミュージアムを堪能したあと、館内を探索しているとオーバルへと向かうリフト乗り場を発見。
オーバルは、ベネッセハウスのスイートで、ミュージアムから出るリフトが唯一の交通手段なのです(うそ。車とかでも行けるとはおもう)。
そしてparkの部屋のカードキーがあると、リフト乗り場へのドアが開くのだった。ここらへんで、気分はもうMYSTかREVENかとゆう感じに…。ボタンを押すと9人乗りの小さなリフトがオーバルから下りてくる。がたごとと響く音が怖い。
…怖いんだけど、好奇心だけでえいやと乗り込む。鬱蒼とした山の急斜面を登ってくリフト。時折、ひかりのなかに浮かび上がる大きな蜘蛛。遠くに見えるのは、海。静かに船が進んでいる。たぶん、5分ほどでオーバルに到着するのですが、緊張のあまりぐったりした。遊園地の乗り物よりも怖いよー。高所恐怖症なんだよー。


そしてたどり着いたオーバルには、猫の子いっぴきいないのであった。
水が流れる音と(入り口にちいさな滝がある)、自分の足音しか聞こえない建物のなかをぐるりと探索。昼間ならば、吹き抜けの上の空が中央の水盤に移って綺麗なのだろうけどね…。ああ誰かベネッセハウスでミステリーナイトとかすればいいんじゃないかな…とゆう気持ちになってオーバルをあとにする。事件の香りがしたもの!宿泊、無理。こわいよ。こわすぎて、写真をとるのもわすれたよ…。


オーバルの詳細。
http://www.naoshima-is.co.jp/benessehouse/guestroom/oval/index.html


そして地上にもどり(そんな気分だった)、ベネッセミュージアムを後にする。暗闇に浮かぶオブジェを見ながらてくてく歩いてホテルに戻り、テラスレストランでばんごはん。
そしてラウンジで写真を見ていたら、スタッフのひとが駆け寄ってきて説明してくれたり、写真集を出してくれたりしました。しんせつ。


廊下に野口里佳さんの写真があって、わたしは野口さん大好きなので通るたびにしげしげと眺めるのだった。どうやったら、あんな透明感のある写真が撮れるのだろう…。すごいな。ばーんって飾ってある写真を朝も夜も見れる幸せよ。



そしてお部屋に帰ってのびのびお風呂に入って素敵なベットでばったり眠る。