2日目。早起きして港へ。

直島に渡る船は「なおしま」。





瀬戸内の海は波が穏やかで、全然揺れないのです。本を読んでても酔わないと思う。




船の中は広く、車を置くところ、客室、展望デッキの三層になってます。展望デッキも風が穏やかで、みんなのんびりくつろいでました。


そして直島に到着。あっ、あれは…。



かぼちゃ!赤かぼちゃ!水玉!どーん!ここで一気にテンションが上がる。


海の駅で荷物を預けたり、家プロジェクトのチケットを買ったりしていると、バスを逃す。このバス、船の到着と連動しているので1時間に1本の運行なのです。取り残されたので、次のバスまで海の駅でおみやげ眺めたり、赤かぼちゃを見に行ったりして過ごす。でも楽しい。レンタサイクルを借りれるのが一番いいのだけれど、この日はあっとゆう間に満員御礼になってました。(でも家プロジェクトまでなら歩けます。地中美術館までは厳しいけど)


わたくしたちの、本日のおおまかな行程はAMは家プロジェクト、PMに地中美術館です。


家プロジェクトまずは「はいしゃ」。大竹伸郎アニキの作品。なによりこれが見たかったので真っ先に行く。女神の自由がこんなところに来ていた。移動が多い女神よ。大竹氏の作品を見ると、なんだか笑い出したくなるそんなファーストインプレッション…。


次は「石橋」。だんなさんと二人きりで見たので、耳が痛くなるくらい静かな場所でした。でも母屋は改装中。残念。


そして「碁会所」。ここは、侘びとか寂びとかそんなかんじ…??


「南寺」は、早めに行って整理券を貰っておいた方が良いです。みんなタレルさんに翻弄されてる。暗闇の中で神経が研ぎ澄まされる感じ。わたしたちは明るい場所で暮らしすぎです。


「角屋」はちかちかしてた。ぼんやりと浮かぶ数字を眺めるのです。


角屋の縁側ににゃんこがだらりんと過ごしてました。頭上を通る観光客にも我関せず。手を出したひとをひっかいてた…。やつがここで一番えらいひと。


最後に「護王神社」。高台なので海がよく見える。石室から外に出るときが良かった。


そんな感じで家プロジェクトをぐるりとまわる。
今回、「きんざ」の予約がうまくとれず、見学を断念しました。次こそは…!


カフェまるやにも行きたかったけどこちらも満員御礼…。残念です…。


本村の界隈は、各家に昔の屋号がついていたり、おそろいの暖簾がかかったりしていて、歩くだけで楽しい。細い路地や昔の日本家屋好きにはたまらん作りになっている。うろうろぐるぐる沢山歩きました。そんで疲れると、本村ラウンジ&アーカイブに寄って休むのであった(何度も行ったよ…)。あと、ここでは午後の分の地中美術館の整理券がもらえます。



直島は気候のせいか、全体的に植物がもりもりと元気でした。こんなに背の高いタチアオイ見たことない!とか、未だに朝顔がばんばん咲いていたりする。そしてねー、これはもう苦手な人は覚悟したほうがいいけれど、とにかく蜘蛛が大きいよ。いたるところにいるよ。「ふわー!!」て感動的なくらいすごい色ですごい大きさの蜘蛛がいたるところにおりました。何食ったらこんなに大きくなるんだろう…。



14:30の整理券で地中美術館へ移動。
ここはもう、すごい…!!!としか言い様が無い場所でした。全部に圧倒される。ひゃー。すごい。ここは事前情報無しでいきなり行って、がーんってなるのが一番良い気がします(実際、あまり情報出てないし)。なので見に行ってください。ほんとにがーんてなった。スケール大きい…。わたしもまた行きたい。冬のモネの部屋や薄暗いデ・マリアが見たい…。



あとは、宮浦の港に戻って宿へ。
まるで親戚の家のような民宿でお風呂とごはんを頂く。



そんで散歩。宮浦の港まで行ってみる。島の夜は早いのであった。深夜のようですが、19時半くらいです…。
お店、全然開いてないよ。とにかく、お酒がどこにも売ってない。飲み屋も数件しか無い。だんなさんは、わざわざ観光案内所まで行ってビール売ってるお店を探してました。


東京は物がありすぎるねーなどと話しながら歩いてると、夜の赤かぼちゃは内部が発光してました。や、やよい…!!!なんてものを…!!と思いつつかぼちゃの中に入る。愉快。


そして夜の速さにつられて21時ごろに就寝するのであった…。


つづく
(写真の水平がとれてないのはご愛嬌で…)