社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった!/日下 公人

これは、こどものもうそうblogのこの記事を読んで気になった本。
広島のメガネ21の組織のお話。本当にタイトル通りの企業で、かなり特殊な法人である。

リストラ体験者が発明した「破常識」な経営法。「利益は社員で山分け」「管理職ゼロ」──こんな会社があった!
「利益は社員で山分け」「管理職がゼロ」「ノルマ・目標設定は有害」「社長は4年交代制」「社長の年収は社員の最高年収を超えてはならない」「パートも取締役になれる」「退職金は前払い」こんな会社があった!
全国に125店舗を持つメガネチェーン「21(トゥーワン)」は、大不況のなか、ものすごい勢いで売り上げをのばしている。にもかかわらず、彼らの経常利益は毎年マイナス。なぜなら、利益は社員で山分けし、さらに商品の値下げで消費者に還元するという方法をとっているからだ。すべては、社員が金銭的にも精神的にも安心して楽しく仕事ができるようにするために生み出された方法論である。
まさに、不況やリストラの危機にまさに直面している全国のサラリーマンにぜひ知ってほしい、新しい「会社のあり方」である。

概要はこんな感じ。でも読んでいて思ったのは、これは「社長」ではないんだけど、企業の核になれるほんとに頭が良いひとがいたから出来た会社だなーと。そのひとは、商品の力では無く、経営で会社の体力を底上げしている感じ…。頭の良いひとってすごいな…。大変実験的な話ばかりなのだけど、面白い本。日本の企業のあり方に希望がもてます。やや人情話が混ざってくるとこはいらないかな…。