テオヤンセン「新しい命の形」展



テオヤンセン氏は変なおっさんだな…と感服した展示でした。わしわしと動くビーチアニマル達を見ていると、生命ってなんだろうなーと思う。生物学的とかじゃなくて、概念的な生命。彼らは決して生き物ではないけれど、「新しい命」という設定の投影によって、大々的に生き物扱いである。うーん。ドラゴンとかユニコーンみたいな想像上の生き物的扱いなのかしら。妙な気分になる。なんだろう。決めの問題なのか。テオは神様になりたいのか。そもそも神様ってなんだ、みたいな。ぐるぐる。
あの狭い会場の中を、コンプレッサーの力で歩くビーチアニマルは、なんだか悲しいオブジェでした。あれは砂浜で動いていればこその生き物なのだろうなー。……いやいやだから生き物ではなく…ぐるぐるぐる。