ケータイ小説的/速水健朗

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち


気になっていた本をやっと読みました。面白かった!目からウロコとはこのことだ。
ケータイ小説を文学として論じるのではなく、思春期の少女特有のありふれた悩みを自己の中で肥大させてどんどん悲劇を作っていく感じとか、そうゆうのを綺麗に整理された言葉で書かれているのですっきりしました。あと地方文化。そしてその恋愛に見られるデートDVの話とか(そういえば、地元の友達はつきあっている男を変えてもよく彼氏に殴られていた。そうゆう感じ。)。
結局女の子たちはいつだってコミュニケーション過多であり、作った悲劇でも誰かの気を惹きたいということか。そんな感情論もさしはさみつつ、いろんなことがすっきりする本。