紆余曲折あって恋人とふたり、銀座でごはんをごちそうになる。わたしはおまけ。
そして流されるまま「銀座のクラブ」と呼ばれるような場所に連れてってもらう。そこで働く「銀座の夜の蝶」のひとたちの頭を見るとこのひとを思い出して可笑しくてしかたが無かった。みんな頭にすごい塔を立てている。妖怪鳥刺し女。あまりの虚構の世界にぐらんぐらんしていたら「あれーーー!なにやってんの!!!」と夜の蝶のひとりが素っ頓狂な声をあげる。見ると恋人のおともだちだった。おたがいすごい吃驚。虚構の世界も一歩外に出れば現実。ああつかれた。